【ドバイターフ】G1初Vスティールに矢作師涙 ムーア「能力ある馬」
2016年03月28日 05:30
競馬
矢作師も「世界一のジョッキーを乗せて駄目なら仕方ない」と絶大な信頼を寄せていた。厩舎としても初の海外G1制覇。今春の大目標と定めたドバイで結果を出し、ゴール直後はその表情に涙があふれた。「外枠だったので内に入れず心配だったけど、今回のメンバーなら勝てるという手応えがあった」。何度も世界の壁にはね返されても、挑戦し続けた執念が実を結んだ。
今後については「ここで目いっぱい仕上げてきたので」と休養させる予定で、登録のある香港のクイーンエリザベス2世Cには参戦しない。「国内なら安田記念か宝塚記念かな。ライアン(ムーア)もマイルから2000メートルが一番いいと言っていた」と先を見据えた。念願のG1タイトルを手にした陣営の自信が、さらなる飛躍につながるのは間違いない。