【弥生賞】名馬への道歩む!ダイワキャグニーが無敗Vに挑戦
2017年03月01日 05:30
競馬
祖母トリプルワウは14勝を挙げたカナダのG1馬。兄には13年プリンシパルS2着のミエノワンダー(父グラスワンダー)などがおり、父にキングカメハメハを迎えた同馬はセレクトセール1歳セリで1億500万円の高値が付いた。「柔軟な弾力がある、いい筋肉をしている。心肺機能が高く持久力もある」。師もその素質の高さを認める。
走る馬はオンとオフがはっきりしていると言われるが、キャグニーはオンに関しては初めから申し分なかった。「入厩したばかりの頃はオンばかりだった」と師は苦笑い。普段の調教からオフをつくることをテーマに精神面での成長を促し「厩舎周りの運動などはオフモードでやれるようになってきた」と成果が出てきた。
デビュー2戦は共に東京で快勝。前走・セントポーリア賞で2馬身差をつけたエトルディーニュは続く共同通信杯でも2着と好走した。「2戦目は2着馬も走る馬ですからね。右回りの走りは以前は難点があったが、対応してきている」と手応えを得ている。
無敗で弥生賞Vなら名馬への道が大きく開ける。00年以降、無敗の弥生賞馬は01年アグネスタキオン、05年ディープインパクト、09年ロジユニヴァース、15年サトノクラウン、16年マカヒキと全てG1馬になっている。師は「キャリア2戦で体もまだまだ。一つ一つ経験していきたい」と慎重だが、全勝キープなら出世は確実。大物誕生の予感は十分にある。