木幡家4騎手の初の直接対決となった中山6Rは、次男・巧也が騎乗したリョウランヒーローが、中団から鋭く末脚を伸ばし最先着の2着。父・初広のシンボリスーマランが6着、長男・初也のコスモフリオーソが13着、三男・育也のシバクサは最下位16着だった。
最先着の巧也は「勝ちたかった」と悔しさをにじませながらも「4人で一緒のレースに乗れたのは楽しかった」と笑顔。父・初広は「(息子たちが)気にならないと言えばウソになるが、こちらも一つでも着順を上げようと必死」と勝負師の顔を見せた上で「(三男の)育也が騎手を目指した時から、この日が来るのを待っていた。4人が体に恵まれ、この職業に就けたことをうれしく思う」と父親の表情に戻って感慨深げに振り返った。