ラニの挑戦が切り開いた日本馬による米国三冠レース制覇への道
2017年05月08日 15:18
競馬
今でこそ日本馬による凱旋門賞(仏G1)制覇の悲願達成は手の届くところにあるが、先駆者の果敢な挑戦があってこそのもの。ラニの21年ぶりのチャレンジも日本競馬にとって非常に大きな一歩となったはずだ。
今年も3歳世代最強と評されるエピカリス(牡3=萩原清厩舎)がアメリカ遠征を予定。萩原師は「距離適性も考慮して」とラニが3着好走した第3戦・ベルモントS(日本時間・6月11日)のみに参戦することを明かした。ラニが切り開いた道に後進が続く。日本馬による米三冠レース制覇が現実味を帯びてきた。
◇米三冠レース ケンタッキーダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークスの3歳限定戦3連戦の総称。間隔が中1週、中2週と短いことから最も過酷な“三冠”と呼ばれている。2015年にアメリカンファラオが3連勝し、実に37年ぶりに三冠馬が誕生した。