池江厩舎はアルアイン、ペルシアンナイト、サトノアーサーの3頭出し。皐月賞の1、2着馬アルアインとペルシアンのワンツーフィニッシュなら、史上10組目の快挙となる。それも同一厩舎での達成ならフルゲート18頭となった92年以降、初の偉業だ。
そんな中で不気味な存在感を放つのが、毎日杯2着から参戦するサトノアーサー。3頭が同時刻に追われた(CWコース)25日も、ラスト1F11秒5の末脚は出色だった。兼武助手は「追うごとに良くなっているし、筋肉が付いた印象がある」と称賛。セレクトセールで2億1060万円(税込み)で取引された逸材が、早くからダービーを見据えた調整過程を消化。皐月賞1、2着馬の最大の敵は、身内にいるかもしれない。