【安田記念】すべてはこのレースのため…エアスピネル猛調教「苦しめてみた」
2017年06月02日 18:06
競馬
今年は早くからマイル路線にロックオン。大阪杯や天皇賞・春といったG1に目もくれず、マイル重賞を3連戦。1着→3着→2着ときっちり結果を残し、春の大目標・安田記念に向けて入念に調整されてきた。
調整過程も従来とは変えた。従来は1週前に速いタイムを出し、レース週は流す程度だったが、「この馬の性格を考えてキツく苦しめてみた。苦しい思いをさせて、レースで全力を出せるように」(笹田師)と坂路4F51秒8。勝ち味への遅さを解消する狙いだ。
母・エアメサイア同様、武豊がデビューから手綱を取り続けている天才ゆかりの血統。「今年、この馬に懸けているものは大きい」と思い入れも強い。「5強」でG1を勝利していないのはエアスピネルのみ。悲願のG1初制覇をファンは待っている。