【宝塚記念 馬券顛末記】波乱 キタサンがまさかの大敗
2017年06月25日 17:15
競馬
各スポーツ紙は『キタサン国内完全制圧 凱旋門賞へ』の大見出しを打ち、フロント面での大展開を予定していた。もちろんそこには北島三郎オーナーの笑顔があったはず。それが覆され、凱旋門賞挑戦すら微妙な状況になってしまった。
こんな重い空気のなかで例え馬券を取ったとしても「よっしや!!」とは軽々しく叫べない。そもそもキタサンを外して買った記者など少数だろう。
鮮やかだったのは本紙が誇る穴記者の万哲ちゃん。敢然とサトノクラウンを本命に推して、馬単万馬券、3連単7万420円を◎☆△の印で鮮やかに仕留めて見せた。
が、彼がこの場にいても恐らく周囲に気を使って声は出せなかったのではないか。ひといちばい空気を読む彼のことだから。
11頭立てながら211億円余りを売り上げた春のグランプリは梅雨空同様、湿っぽい結果となった。(大阪・競馬担当オサム)