【AR共和国杯】“スタミナ工場”堀厩舎からの刺客アルバート
2017年10月31日 05:30
競馬
前走・オールカマーの結果次第ではメルボルンC(豪G1、芝3200メートル)への遠征プランも浮上していたが、再び昨年通りのローテに舵(かじ)を切り替えた。オールカマーは7着に敗れたといっても重賞全3勝が3000メートル以上の同馬が、中距離のエキスパートたち相手に0秒5差なら悲観する内容ではない。同助手は「前走は勝負どころで不利があったけど、馬にダメージはなかったのが良かった。昨年も好走したレースなのでここは好勝負を期待したい」と前向きな言葉を並べた。
同馬が2連覇中の国内最長距離重賞・スポニチ賞ステイヤーズSを筆頭に、堀厩舎はとにかく長距離戦に強い。近3年における芝12F以上のレースでのV率28・6%は全厩舎中トップ。V数こそ16勝(2位)で、1位の友道厩舎(25勝)に譲るが、連対率トップ41・1%が示すように、きっちり結果を残している。G1馬2頭の精鋭で挑んだ先週の天皇賞・秋はキタサンブラックの圧倒的な強さの前に涙をのんだが、リベンジの時はすぐにやってきた。“まつり”に沸いたばかりの府中で、今週は名門厩舎のロングショットが決まる。