【マイルCS】グラン波乱呼ぶ!14年シャークV再現の予感
2017年11月15日 05:30
競馬
【情勢】G1馬4頭中、イスラボニータ(14年皐月賞)とレッドファルクス(16&17年スプリンターズS)は異部門G1馬。今春安田記念覇者サトノアラジンは道悪が影響したといえ、前走の天皇賞・秋で18着最下位。桜花賞を制した3歳レーヌミノルは秋華賞14着。前走2桁着順からの巻き返しは01年ゼンノエルシド(01年スプリンターズS10着)を最後にない。3歳は過去10年で【0・0・1・30】と苦闘。スワンS勝ちのサングレーザー、絶好調のM・デムーロに戻るペルシアンナイト(過熱人気は必至!?)も00年アグネスデジタルを最後に優勝していない3歳。波乱ムードが漂っている。
【傾向が戻る?】実は過去10年でマイルCSがG1初制覇を飾った馬は6頭。10〜14年まで5年連続で続いた。状況は直近の14年に似ていないか!?当時1番人気は“苦戦世代”の3歳ミッキーアイル(スワンS1着から参戦)。マイルG1勝ちのあったグランプリボス、ロゴタイプ、サダムパテックは前走で馬券圏外。勝ったダノンシャークは前走・富士S7着からのG1初戴冠だった。
【浮上】では今年の激走候補は?ズバリ、富士S9着から挑むグランシルクだ。前走敗因は不良が全てとすれば、勝ったエアスピネルとの1秒1差はノーカウント。何より、2走前の京成杯AHの「1分31秒6」の好時計Vが光る。持ち時計だけ問えば、サトノアラジンが今春安田記念1着時に記録した1分31秒5に次ぐNo・2タイ。「富士S敗戦組」からの好走といえば、02年優勝トウカイポイント(11番人気=富士S5着)、09年2着マイネルファルケ(14番人気=同9着)など数多い。土曜は微妙でも、日曜の京都は好天予報。コツコツ走って24戦目。勝負強い田辺の連続騎乗で“一撃差し”の予感が高まっている。