日曜京都芝2000メートルで単勝1倍台の人気に応えた良血フランツは前評判通りの走り。1000メートル通過1分5秒8の超スローの中、脚をためると最後はノーステッキのまま後続を突き放す完勝劇。伯父に07年皐月賞Vヴィクトリー、いとこに今年のダービー1番人気アドミラブルがいる血統で来春が楽しみだ。
東京からは土曜芝1600メートルを勝ち上がったレッドベルローズ。調教の動きは目立っていなかったが、ディープインパクト産駒らしく上がり3F最速の33秒5で良血馬を競り落とした。福永もレース後にテンションの高さを指摘していたように今後は気性のコントロールが課題となりそう。
福島からは“バラ一族”の血を引くロサグラウカが順当V。兄姉も堅実な血統なだけに、出世が見込めそうだ。