【チャンピオンズC】連続レコードVロンドン、一気世代交代だ
2017年11月29日 05:30
競馬
それでも、そこまで人気が沸騰しないのは、中京実績と3走前の平安Sで12着に負けていることだろうか。古川厩務員は、一つ一つ丁寧に説明してくれた。中京の成績【0003】に関しては「明け3歳の500万とオープン、メンバーが強かった東海Sでの成績。まだ馬も力を付ける前ですからね。左回りの方が折り合いはつく」と意に介さない。左回りでも、2勝の実績。大きな問題はないとみたい。
3走前の平安Sは使い詰めの影響が少なからずあった。「パドックでもあの時だけうるさかった。展開も不向きだったですかね」と話した。年明けからコンスタントに使われて5走目。そこからリフレッシュされ、進撃は始まった。
久々は問題のないタイプ。この中間はCWコースできっちりと乗られ、この日も開門直後のCWコースに登場。1周半して体をほぐした。さすが500キロ超えの馬体。たくましさが目に留まった。
「筋肉の質とか、獣医師さんからも褒めてもらえる馬。いい感じできてます。レベルの高いメンバーを相手に、どれだけやれるか」
父カネヒキリは3歳時の05年と6歳時の08年にこのレースを制している(当時はジャパンCダート)。産駒もJRAの平地105勝が全てダートという“砂特化型”だ。夢の父子制覇へそのスピードはさらに加速する。