【香港ヴァーズ】ハイランドリール 昨年の雪辱果たし有終飾る
2017年12月04日 08:30
競馬
今年は初戦のドバイシーマクラシック(7着)こそ崩れたが、英国のコロネーションC、プリンスオブウェールズSとG1を2勝。オブライエン師の年間G1最多27勝の大記録にきっちり貢献している。近2走もキャリア初の重馬場を走った英チャンピオンS、例年のステップに選んでいるBCターフとG1を連続3着の安定感。今年も不動の主役を張りそうだ。
ここが引退レースになるとの報道も。2年前の香港ヴァーズ優勝に昨年の凱旋門賞2着。“クラシックディスタンス”と呼ばれる芝2400メートル戦(重賞4勝)で世界の第一線を張り続けてきた意地がある。チャンピオンズC(ゴールドドリーム)を制した主戦のムーアを背にする名門厩舎のエース格が有終の美を飾れるか。確かに海外初挑戦のキセキ、トーセンバジルの勢いは魅力だが、今年も日本馬の前には高い壁が立ちはだかっている。