【ホープフルS】ジャンダルム、17年ラストも豊頂く
2017年12月26日 05:30
競馬
「新馬戦の頃はまだ馬が緩かったけど勝ち切ってくれ、能力を感じました。前走はスタートがイマイチ。でも内でうまく立ち回りいい脚を使ってくれました」
デビュー2戦は芝1600メートル。3戦目の舞台は朝日杯FSではなく暮れの中山へ。02年スプリンターズS、03年高松宮記念で秋春スプリントGI連覇を飾った母ビリーヴに父が芝2000メートルと芝2400メートルで米G1勝ちがあるキトゥンズジョイと奥の深さを感じさせる配合。来年のクラシックを見据えているからこそ迷わず芝2000メートルのここに狙いを絞ってきた。
「ここ2走がセンスのいい競馬でしたから。折り合いはつくので距離はこなしてくれると思います」
最終追い切りはクリスマスイブに坂路でスヴァルナ(2歳未勝利)と併せ馬。キビキビ動いて4F52秒5〜1F12秒1を刻み、3馬身先着で駆け上がった。「動きは良くなっているし、しっかり仕上がっていますよ」と力を込める。ジャンダルムとはアルプス山脈の名峰アイガーにある絶壁。チャレンジングスピリットをモットーに掲げるノースヒルズ軍団の良血が距離の壁に挑み、世代の頂点を目指す。