【フェブラリーS】冬季五輪イヤーの法則、4歳馬ノヴァに注目
2018年02月13日 05:30
競馬
音無師は「(戸崎は)完璧に乗ってくれたけど(追い込みの利く)馬場(重)がね」と振り返る。ノヴァは上がり3F34秒6の末脚を繰り出したがノンコノユメ(456キロ)は34秒2。馬力優先馬場なら532キロの巨漢ノヴァに軍配が上がっていたかもしれない。今回の最重要ポイントはレコード駆けのダメージだ。
「反動もなく順調に来てます」と実績トレーナーはきっぱり。根岸Sはその前の師走S(12月9日)2着から1カ月半の間隔があった。おまけに元来がタフな馬で伸び盛りの4歳馬。前走から中2週でもへこたれない。「距離が延びるのも問題ないしね」と。昨年6月のG3ユニコーンS4馬身差圧勝は今回と同じ東京ダート1600メートルだった。戸崎は根岸S後の検量室で「エンジンが掛かれば長くいい脚を使ってくれます。今日は負けたけど次が楽しみ」と前を向いた。その“次”こそがフェブラリーSだ。