【日本ダービー】好調2頭出しも力みのない国枝師
2018年05月24日 05:30
競馬
クラシックの登竜門・共同通信杯を制したのがオウケンムーン。前走・皐月賞は5番人気に推されたが、12着といいところを見せられなかった。主戦の北村宏は「前走は少し後ろになってしまった。今回は普通に流れに乗れれば。距離はこなせると思う」と逆襲に闘志。最終追いで得た感触については「状態は大きく変わっていないが、動けていました」と納得の表情だ。
勢いならプリンシパルSを制したばかりのコズミックフォースか。師は「息の入りはムーンの方がいいけど、動きはコズミックが良かった。状態面はOK」と合格点。「レース間隔が詰まっているので、体重は前回(466キロ)くらいあれば」と好状態を伝えた。
共同会見で大竹師(ブラストワンピース)、木村師(ステルヴィオ)の若き指揮官たちが、ダービー初出走への思いを“熱弁”したこの日の美浦。ひょうひょうと「ダービーをエンジョイします」と言ってのける名伯楽が対照的だ。オークス前にも感じた“無我の境地”。高木はこの余裕が怖い。