【宝塚記念水曜追い】ヴィブロス狙い通り“静”に徹した

2018年06月20日 16:24

競馬

 ヴィブロス(牝5=友道)は道悪のタフな坂路を馬なりのままド真ん中をスイスイと駆け上がった。時計は4F58秒7〜1F13秒8と目立たないが、最終追いで“静”に徹するのは、陣営の狙い通り。友道師も満足げに切り出した。
 「先週、3頭併せでしっかりやって仕上がっていると思ったし、今日は坂路でサッと。軽くしたかったから、良馬場でも4F56秒ぐらいのイメージだった」

 G1出走馬の最終追いとしては異例の遅い時計だが、5着に終わった昨秋のエリザベス女王杯を踏まえての調整パターンだ。当時の最終追いは4F52秒0。師は「あの時は当週の追い切りでジョッキーが乗って、気合が乗ってしまったから」と敗因を分析する。

 1週前にはコンビ復活となる福永を背にCWコース3頭併せでラスト1F11秒2の伸びで最先着した。秋華賞V以来の騎乗となる鞍上は「全体的にボリュームアップして、以前とは全然違った」と成長ぶりに驚きを隠せない。

 昨年のドバイターフは道悪の馬場を力強く伸び、世界の強豪を差し切った。指揮官は「昨年のドバイはちょうど、こんな感じの天候だったな。1週間、雨が降り続いたから」と梅雨空を歓迎。日本を代表する“なでしこ”の末脚が週末の仁川でサク裂する。

おすすめテーマ

2018年06月20日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム