現役最強馬とも言われるウィンクス(牝7)がまた一つ金字塔を打ち立てた。豪州G1「コックスプレート」が27日、ムーニーバレー競馬場の芝2040メートルで行われ、断然人気に支持されたウィンクスが優勝。史上初めて同レース4連覇を達成するとともに、15年5月から続く自身の連勝記録を29に伸ばした。G1は通算22勝目で、自身が持つ平地G1最多勝記録を更新。障害馬ハリケーンフライが持つG1最多勝記録に並んだ。
レースは対抗視された今年のドバイターフ勝ち馬ベンバトルが3番手、それをマークするように主戦ボウマン騎乗のウィンクスが5番手の位置につけた。4コーナーでは押しながら外から上がって来たベンバトルのさらに外へ。鞍上が持ったまま進出して直線に向くと、ベンバトルを楽にかわして抜け出した。勝ち時計は2分3秒47。2着のベンバトルには2馬身差をつける完勝だった。
騎乗したボウマンは「彼女は本当にアメージングです。今日は終始楽な手応えでした。4連覇を達成できて本当にうれしいし、ホッとしました」と笑顔。次走は秋(3月以降)になる予定。