16年の菊花賞、有馬記念を制したサトノダイヤモンド(牡5=池江)が有馬記念(23日、中山)を最後に現役を引退し、来春から種牡馬入りすることが11月30日、管理する池江師から発表された。ラストランの鞍上は短期免許で来日するブレントン・アヴドゥラ(27)に決定。
池江師は「セリの下見でみて、里見オーナーをG1オーナーにするんだという思いでおすすめした馬。実際にG1を2勝もしてくれた。感謝の気持ちしかない」とコメント。29日に発表された有馬記念ファン投票の第2回中間発表は5万票を超える支持を集めて、5位にランクイン。指揮官は「3歳以降はG1を勝っていないが、ファンの皆さんは見放さずに応援していただいている。最後に花道を飾らせてあげたい」とラストランへの意気込みを語った。来春からは北海道安平町・社台スタリオンステーションで種牡馬(約10億円のシンジケート)となる。
また、サトノクラウン(牡6=堀)が30日付で登録を抹消。ダイヤモンドと同じく社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。通算成績は20戦7勝(海外3戦1勝)。G1は16年香港ヴァーズと17年宝塚記念の2勝。