【ホープフルS】ブレイキングに力強さ、新時代へ加速
2018年12月26日 05:30
競馬
前走の京都2歳Sは中団外から押し上げた。直線で勝ち馬に馬体を並べたが、半馬身差は詰まらなかった。「18キロ増で多少、余裕があった。(その分)勝負どころでの反応が悪かった。ただ、盛り返したからね。負けはしたが、いい方向に向かっていることは間違いない。距離も問題なかった」
平成最後のダービージョッキーは焦ることなく、先を見据えている。中竹師も前走の内容に納得の表情を浮かべた。「休み明けで気負った面が見られると思ったが、そういう面を見せなかった。普段はやんちゃだが走る時はしっかり。新馬戦当時より上背も伸びている。成長している」
父ヴィクトワールピサは国内重賞5勝中、皐月賞&有馬記念など4勝を中山で挙げた。09年、このレースの前身であるラジオNIKKEI杯2歳Sも勝った。血の魅力は大きい。馬名の意味は「新時代」「夜明け」。19年のクラシックを背負う逸材が、まずは目前のG1をいただく。