菜七子の師匠である根本康広師(63)は東京競馬場で愛弟子の挑戦を見守った。「掲示板に載ったのは良かった。プレッシャーもあっただろうが、いつものように淡々と乗ってきた。地に足が着いていた」と称賛。「返し馬で暴れたりすると聞いていたので、無事にレースできたのが何より」と親心ものぞかせた。
一方で師匠ならではの冷静な分析も「位置の上げ方とかはまだ甘い。勝った武豊君は4000勝で菜七子はまだ50勝。これからです」とエール。レース前には自身がトモエリージェントで騎乗した93年(当時はG3フェブラリーハンデ)のVTRを見せ攻略法を伝授したが結果は同じ5着。「変なビデオ見せなきゃよかったな」と笑った。