【高松宮記念】スノードラゴン75点 菜七子の闘魂注入
2019年03月19日 05:30
競馬
今回の焦点は薄れた活気を新パートナーがいかに引き出せるか。藤田菜七子に与えられた使命です。パドックでまたがってからゲートに入るまでが最初の勝負どころ。闘争心を少しでも引き出せるように馬に刺激を与えることです。返し馬でハミをきつく取らせるとか、待避所での輪乗りで並足に強弱のアクセントをつけるとか…。あるいは、藤田なりのやり方もあるでしょう。G1初騎乗のフェブラリーSでコンビを組んだコパノキッキングはテンションの上がりやすい4歳セン馬。ゲートインまでにスキンシップを図って落ち着かせることが求められましたが、2度目のG1ではいかに活を入れられるかです。全く真逆の要求。11歳の老木に刺激を注入してほしい。
老い木に花。もう花も咲かないだろうと思われる老木桜が開花することもある。小林一茶の俳諧歌を思い起こす春彼岸のG1です。