平成終盤の天皇賞・春でダークホースになるのはハーツクライ産駒です。27年はフェイムゲームが7番人気で2着、28年はカレンミロティックが13番人気で2着、キタサンブラックとサトノダイヤモンドの2強対決と言われた29年も4番人気シュヴァルグランが2着に割って入りました。
平成最後の大穴をあけるハーツクライ産駒は…。チェスナットコートを1番手に挙げておきます。心身共に昨春(5着)を上回っています。この1年で肩の筋肉が盛り上がってきました。腹周りもしっかりしてきた。おっとりした顔つきも精かんになった。大器晩成のハーツクライ産駒らしい変化です。右前蹄の内側をエクイロック(接着装蹄)で固めています。昨春も同じだったので心配ないでしょう。胴が詰まり気味の中距離体形ですが、立ち姿には余裕がある。力まない気性が体形を補います。