父マンハッタンカフェの再来を思わせるスラリと胴の長い青鹿毛。トモが少し薄くて、首差しは奇麗に抜けている。メイショウテッコンはひと目でステイヤーだと分かる体形をしています。3歳秋からの成長も著しい。昨年の菊花賞には薄っぺらだった胸前と腹周りが見違えるほどボリュームアップしています。鉄のかたまりを意味する鉄魂(てっこん)の馬名にふさわしい体つきになってきた。6カ月でここまで変わるとは…。遅咲きが多いマンハッタンカフェ産駒ならではの成長力でしょう。
気持ちを前に出すように前肢に6割の負重をかけた立ち姿にも好感が持てます。つなぎは長いが、四肢の腱がしっかり見えているので大丈夫です。父は平成13年に菊花賞、有馬記念を制し、翌年、4歳で天皇賞・春を制しました。メイショウテッコンも充実の4歳春。あとは目にもっと輝きが増してくれば、偉大な父の背中が見えてきます。