【ヴィクトリアM】人馬一体デムーロ&カンタービレ上昇機運

2019年05月10日 05:30

競馬

【ヴィクトリアM】人馬一体デムーロ&カンタービレ上昇機運
厩舎周りで運動するカンタービレ Photo By 提供写真
 【G1ドキュメント・栗東=9日】勝負事には流れがある。柏原はM・デムーロにいい風が吹いていると感じた。先週のNHKマイルC。2番人気アドマイヤマーズの良さを余すところなく引き出して勝利に導いた。自身にとっても昨年暮れのホープフルS(サートゥルナーリア)以来となるGI制覇。栗東に凱旋後、報道陣の前で自然と笑みがこぼれた。「GIを勝ててうれしい。競馬は毎週、乗っていて楽しいよ」
 5週連続となる東京GIシリーズ。その第1ラウンドで弾みをつけた。今週末は春の古馬女王決定戦。コンビを組むのはカンタービレだ。休み明けの前走・阪神牝馬Sは距離短縮で久しぶりのマイル起用。序盤から、すんなり流れに乗れていたが直線、なかなか進路を確保できなかった。ラスト1Fを過ぎて、ようやく前が空いた。だが、スッと加速できなかったのは間隔が空いた分。結果は6着でも悲観する必要はない。鞍上は前向きに振り返る。「前走はスペースがなかった。それでも差はなかったからね」

 今季は叩き2走目のここを目標に置いていた。1回使って間違いなく調子は上がっている。追い切りには先週またがった。「良くなっているよ」と好感触だ。舞台設定についても「もっと距離があってもいいと思うが最近はスタートが速い。それに東京はスタミナを求められるからマイルはちょうどいいんじゃないかな」と高い適性を見込む。混戦ムード漂う組み合わせ。この鞍上の勝負強さが最後のひと押しになる。

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