【宝塚記念】帰国初戦の“鬼門”オトナになったリチャードには不問
2019年06月19日 05:30
競馬
松本助手が騎乗したダイシンカローリ(4歳2勝クラス)は瞬時に引き離されたが、サッと先着を果たしたリチャードの背中がずいぶんたくましく見えた。馬なりで6F80秒9~1F11秒7。1週前追い切りは時計的にも優等生。「落ち着きが結果につながればいいけどね」と目を細めた。
帰国初戦で迎える宝塚記念は確かに“鬼門”ではある。同様にドバイシーマクラシック帰りだった13年のジェンティルドンナは1番人気支持も3着。16年のドゥラメンテも牝馬のマリアライトに後塵(こうじん)を拝す2着に敗れた。スワーヴにはジンクスを覆す“結果”が求められるが担当の久保淳助手は強気だ。
「動きに関して言えば先週も先々週も良かった。あとは天気だけど、雨は嫌だな。馬より、人間が濡れるのが嫌だから」と梅雨入りも笑い飛ばす。
舞台は大阪杯Vを含む3戦2勝を誇る阪神。心身共に成長した姿をファンの前に披露できるはずだ。