【アイビスSD】ラウダ 重賞制覇へ万全 菜七子仕様だ
2019年07月25日 05:30
競馬
「精神面が充実していないと走る方に気持ちが向かないタイプ。近走はそこがチグハグだった。力を出し切れていないだけで衰えは感じない。今の状態なら変わってもいい。菜七子騎手の重賞初制覇も期待できるんじゃないかな」
最も得意とする直線競馬で9、10着と連敗中ではあるが、浜田助手は確かな手応えを口にした。
反応のいい馬こそ、直線競馬での菜七子に合っている。菜七子は直線1000メートル競馬において瞬時の判断を重視する。たとえば外枠有利とされることについて「“絶対に外”とは思っていない。スタート次第で真っすぐ走らせることもありますし、状況次第になる」と言う。決めつけず、周囲の状況から判断を下す。だから、指示に対して敏速に反応してくれる相棒は非常に頼りになる。
「菜七子騎手は直線競馬がうまい。この馬とは初コンビだが、扱いやすい馬なので乗りこなしてくれると思う。もう何年も実戦経験を積んできたジョッキー。心強い」。浜田助手は菜七子を評価した上で、「思い通りの稽古ができて雰囲気は前走以上。(2カ月の)休み明けでも走るタイプで体は仕上がっている」と馬の好調ぶりにも言及した。
菜七子のGOサインに素早く反応できる態勢は整った。レッドラウダが一変した先に偉業達成が待っている。