ディープの3冠確信…六分の出来で重賞初制覇
2019年07月31日 08:30
競馬
ディープの番記者は、どの社も最後までほぼ変わらなかった。「チーム・ディープの一員だね」。市川厩務員にそう言ってもらい、番記者全員が歓喜した。ラストラン、有馬記念を快勝した翌日の中山競馬場。いよいよ北海道へと旅立つ直前、池江泰郎師(当時)は「ありがとう。みんな一緒に戦ってくれたよ」と一人ずつ丁寧に固く握手してくれた。涙が出そうだった。あの時の師の手の感触を一生忘れることはないだろう。(中央競馬担当デスク・鈴木 正)