【関屋記念】日英で根本“3兄妹”旋風だ!丸山、サラキアと今年重賞4勝目狙う
2019年08月08日 05:30
競馬
長兄としての意地がある。スウェーデンで「ウィメンジョッキーズW杯」を制し、国内でも先週まで5週連続Vと活躍が続く妹弟子の飛躍に注目が集まる裏で、丸山もまた着実に成績を伸ばしてきた。今年すでに44勝(関東リーディング4位)を挙げ、重賞は自己最多の3勝。結果が出ても「いい馬に乗せていただいていることが一番」と謙虚な姿勢は崩さないが、「うまくいくレースもあれば、そうはいかない時もある。気持ちの切り替えをしっかりするようにしている。一鞍一鞍を大切に乗ることができているのかな」と手応えも口にする。
「凄く優しくて面白い先輩」と自身を慕う妹弟子の話題になると、「今回、イギリスで騎乗することすら本人の口からじゃなくてニュースで知りましたから…。お土産も頼んでいないですよ」とニヤリ。もう一人の弟弟子・野中もキャリアハイ(今年18勝)の成績を残していることに触れ、「2人とも頑張っているし、個々に努力してそろって成績が上がっているのは凄くいいこと。負けないように自分も頑張らないといけない」と後輩からの突き上げを実感していることを明かした。切磋琢磨(せっさたくま)し、三者三様の成長を見せる“3兄妹”。関屋記念翌日のクラスターC(盛岡)で重賞初Vを目指す菜七子より一足先に、長兄が越後でスポットライトを浴びる。