【仏・フォワ賞】キセキ3着 良馬場4頭立てハナに立つも…
2019年09月16日 05:30
競馬
共に凱旋門賞に挑むフィエールマン、ブラストワンピースの日本馬2頭に先駆け8月22日から現地で調整を進めてきたキセキ。シャンティイのエーグル地区にある芝コースで丹念に乗り込んできた。エルコンドルパサーやオルフェーヴルなど過去の日本馬たちもステップにしてきたフォワ賞を無事に終え、最高の状態で本番に向かうことになる。
同じ角居厩舎所属で今年のダービー馬ロジャーバローズは、屈腱炎で凱旋門賞挑戦を断念し現役も引退。角居師は「日本馬は一頭でも多く参戦し、調教で協力し合うことが重要。日本のトレセンとなるべく似た環境をつくることが悲願達成への鍵となる」と話してきた。それだけに僚馬のリタイアは痛かったが、キセキは仏で日本馬ただ1頭の調整となることを覚悟の上で海を渡った。上々の形で終えた前哨戦。3週間後、日本馬の悲願に挑む。