【神戸新聞杯】サートゥル再生!「大人」の推進力でラスト2F楽々
2019年09月20日 05:30
競馬
![【神戸新聞杯】サートゥル再生!「大人」の推進力でラスト2F楽々](/gamble/news/2019/09/20/jpeg/20190919s00004145451000p_view.jpg)
坂路での追い切りもド迫力だった。最初の1Fは15秒0でゆっくり。そこからスムーズに加速した。物凄いスピード感。引っ掛かっているのか。そうではない。身のこなしがパワフル過ぎて推進力がすさまじいのだ。ラスト2Fは11秒8~12秒0。最後まで四肢を躍動させながらフィニッシュした。
「すげえなあ」。報道陣から思わず感嘆の声が漏れる。中間、丹念に時計を積み上げた。2週前にCWコースで6F81秒9。先週はルメールが乗って6F83秒1。16日は坂路で4F53秒5。小滝助手が語った。「先週の時点で十分なところまで持ってくることができた。坂路で単走追いは予定通り。いい動きだった」。気持ちセーブ気味でありながら、このド迫力。能力の高さは3歳トップクラスなのだと再認識させられた。
春は高性能エンジンに気持ちが追いつかなかった。ホープフルS、皐月賞を制し、単勝1・6倍で挑んだダービー。ゲート裏に移動してからテンションが上がって我を失った。出遅れて流れに乗れず4着。忘れ物を取りにいく秋となる。ダービー週は騎乗停止処分でレーンに託すしかなかったルメールは「あの時は反省しました。先週またがって凄くいいと感じた。パワーアップしている」。きっちりと仕上がり、成長まで感じさせて迎える秋初戦。V発進のイメージが出来上がった。