【マイルCS】未完の大器レイエンダいざ1冠へ絶好調
2019年11月14日 05:30
競馬
新馬戦を圧勝も、その後に骨折が判明。復帰後も伸び悩んだ時期があったが、4歳を迎えた今年はエプソムCで重賞初制覇。前走の富士Sでも出遅れながら桁違いの末脚で2着まで追い込み、ようやく軌道に乗ってきた。師は「強い相手にゴール前まで頑張ってくれた。今度はG1で難しいレースになるが、ジョッキーは慣れているので」と、兄の主戦も務めるルメールに全幅の信頼を置いている。
ただし、レースに向けては慎重だ。「G1で時計が速くなるから、そこは心配している。ここでどんな競馬ができるのか。来年もあるので楽しみにはしている」。それでも、力強い口ぶりには確かな手応えがにじんだ。実績は見劣っても、未知の魅力はたっぷり。兄レイデオロに続いてG1ホースへ。名伯楽の見立てを上回る速さで、その域に到達する可能性も十分ある。