【チャンピオンズC】6連勝クリソベリル海外遠征!音無師「行くしかないかなと思う」
2019年12月01日 17:37
競馬
夏のジャパンダートダービー、休み明けの前走・日本テレビ盃は夏負けの影響で体を減らして530キロ台で出走。その後の2カ月で英気を養い、この日は11キロ増で550キロとボリューム感を取り戻すと同時に、ひと回り成長して決戦を迎えた。過去5戦は圧勝続き。2着に計26馬身もの差をつける一方、接戦の経験がなかった。そこで競り負けることなく古馬を撃破。音無師が笑みを浮かべる。
「川田君はこの馬のことをよく分かっているし、堂々とした乗り方。ゴール前でシュッと抜けてきた。着差以上に強かったと思う」
国内を統一して若きダート王が誕生した。今後は放牧を挟み、暮れの東京大賞典(29日、大井ダート2000メートル)は見送ることが決定済み。フェブラリーS(2月23日、東京ダート1600メートル)についても「距離が短い」とパスする意向を示した。となると年明け早々、壮大な海外遠征プランが浮上しそうだ。「行くしかないかなと思います」と音無師。オーナーのキャロットファーム・秋田博章代表は「検疫の問題があるし、じっくり考えたい」と話すにとどめたが米国のペガサスワールドカップ(1月25日、ガルフストリームパーク、ダート1800メートル)や世界最高額となる約10億円の1着賞金を懸け、創設元年を迎えるサウジカップ(2月29日、キング・アブドゥラジズ、ダート1800メートル)、そしてドバイワールドカップ(3月28日、メイダン、ダート2000メートル)が選択肢になる。仮に米国から中東転戦で3連勝なら、その3戦で獲得賞金20億円超え!無敗ロードは海の向こうにつながり、夢は大きく広がっていく。