【ホープフルS】ブルーミングが心身成長 母と姉も中山で実績あり
2019年12月25日 05:30
競馬
数字は雄弁だ。ブルーミングスカイは走るごとに馬体重を増やしている。前走はデビュー戦との比較で14キロアップ。担当の清山助手がここまでを振り返る。
「この半年で10キロ以上は増えているし、成長はしています。体のシルエットは仕上がっている。後はメンタルが成長して、コントロールが利いてくれればいいんですけどね」
この中間はずっと坂路で時計を刻んできたが、1週前はCWコースで3頭併せ。2頭を先行する形で大外を回り、ラストは僚馬を置き去りにしてみせた。
「後続をリードして、馬場で動けるようになったのはいい。ワガママな部分はあるけど、少しずつこちらの指示に従えるようにはなってきた。ポテンシャルには魅力を感じています」
学習を重ねるごとに、メンタルにも進境を見せている。戦歴をひも解けば、新馬戦3着。勝ち馬マイラプソディは3連勝で京都2歳Sを勝った。前々走も京都2歳S3着のロールオブサンダーから0秒1差の2着。そこから寸法を測れば、十分にやれてもいい。
コーナー4つの1800メートル、小回りの小倉で未勝利勝ち。「ポジションを取りにいこうと思えば、取りにいける脚はありますからね」。この舞台で前へ行けるのは魅力。母ブルーミンバーは7勝の内4勝を中山で挙げた巧者だった。全姉トーセンブレスも馬券絡みは全部中山で、フラワーC2着の実績を持つ。血は中山への適性を裏付けた。19年ラストは、この馬で勝負!