【ホープフルS】実力のパンサラッサ 道悪で本領発揮
2019年12月25日 05:30
競馬
「勝った時はビックリしました。道悪の適性があったんでしょうね。切れるタイプではないですし、前に行って粘る形が理想かな。やっぱり馬場は荒れてくれた方がいいと思います」
台風19号の接近で京都の開催が危ぶまれた日、雨の不良馬場で勝った。直線だけで大差をつけた。前走は良馬場の決め手勝負となり6着。少し時計のかかる、開催最終週の中山は舞台としては悪くない。
「普段はやんちゃですけど、キャンターに行くとムキになることもない。普段は扱いやすいですね」
矢作厩舎の大差勝ちと言えば、13年8月積丹特別で2秒8差つけて勝ったバンデが浮かんだ。この馬はそのレースをステップボードにして、その後菊花賞3着、阪神大賞典3着と一線級で結果を出した。パンサラッサも粘り腰を発揮しないか。同厩舎の2頭出しは人気薄。小林は語り継がれた競馬格言を、ふと思い出した。