【東海S】ヴェンジェンス、重馬場でも軽々ラスト12秒4
2020年01月24日 05:30
競馬
全体時計の4F57秒2は目立つ数字ではないが、素軽い走りが印象的だった。鞍上は「2Fからスムーズにスピードに乗って動きは良かった。しまいの反応、体の使い方も凄くいい。前走(チャンピオンズC7着)後もいい意味で変わったところはありません」と手応え十分。モニター越しに追い切りを見届けた大根田師も「しまいもしっかりとして、いい追い切りだった。折り合いをつけたので、あの時計になった。ここまで順調ですよ」と納得の表情だ。
昨秋に距離を延ばして新境地を切り開いた。初めて1800メートルに挑戦した3走前の太秦Sで2着に好走すると、続くみやこSはハイペースを味方に重賞初制覇。前走のチャンピオンズCも外から脚を伸ばし、G1初挑戦ながら見せ場をつくった。トレーナーは「左回りでもスムーズに走れるようになった。それでも右回りの方がいい走りをする」と京都コース替わりを歓迎。「条件はいいし、折り合いさえつけばいい競馬になる」と2つ目のタイトル奪取を狙っている。