父と息子、同期の調教師が織りなす人間模様
2020年01月31日 05:30
競馬
このアレキサンドライトSで横山和騎手が乗り2着に敗れたメイショウササユリは、その松永幹調教師の管理馬だった。前走では横山典騎手が乗っており、今回も騎乗依頼をした経緯があったため、レース後に「勝つ馬が分かっているね!」と声を掛けたのだそうだ。
横山典騎手の手綱さばきに敗れた陣営から「この人に乗ってもらえる馬をつくらなければ…」と励む調教師と「この人を超えなければ…」と願う騎手の姿を見ることができたわけだ。
さて、その松永幹調教師だが、その2つ前に行われた呉竹賞では管理するセランが見事に先頭でゴールを切っている。3歳戦のダート1800メートルを快勝したことで同馬はこの後、2月20日にドバイ・メイダン競馬場で行われるUAEオークスに挑戦。そこでも好走するようならアメリカへ行くプランもあるそうだ。こちらに騎乗するのは武豊騎手。松永幹夫厩舎に関わる2人の大ベテランは今年もまだまだ元気いっぱい。調教師ともども目の離せないシーズンとなることを願いたい。 (フリーライター)