【豊橋・全日本選抜】清水 G1初制覇!25歳7度目の決勝で達成
2020年02月12日 05:30
競輪
「バックで誰かが来たのは分かった。ただ、ホントに余裕がなかった。ゴールした時も平原さんに食われたと思った」
盟友・松浦の仕掛けに乗ってV劇。競輪界屈指の実力者たちの猛攻に必死に応戦した。自慢の脚力と、何よりも松浦の頑張りに応えて、気持ちでもぎ取った優勝だ。昨年は初のS班としてG1に全部出場を果たし、4度の優出もタイトルには届かず。歯がゆい思いをしたが、ようやく栄冠を手にした。
「とてもうれしいけど、あまり実感がない。オッズ見たら自分から売れていたので、周りの期待に応えたかった」。1番人気のプレッシャーは計り知れないが、ファンの声援をパワーに変えての優勝。この1年間で心身ともに成長した成果が大一番で発揮された。
「G1を2節続けて中国地区で獲れたのは凄くいいこと。今後はタイトルホルダーとして頑張る。家族を含めていろんな人がサポートしてくれた。その人たちのためにも頑張りたい」。早くもタイトルホルダーとしての風格が漂う。関係者や仲間のサポートを胸に、今後もさらなる進化を遂げて競輪界をけん引していく。
◆清水 裕友(しみず・ひろと)1994年(平6)11月9日生まれ、山口県出身の25歳。105期。プロデビューは14年7月武雄(1(1)<1>)。通算成績は429走、154勝。優勝は22回(G3・4V、特別競輪1V)。G1は7回目の決勝進出で初優勝。1メートル66、78キロ、血液型A。