【競輪】ガールズG1は33バンクでの開催がベストでは? バンク特性で仕掛け合いを促せば…
2024年05月09日 21:32
競輪
“逃げたくない”という思いが決勝を6車立てにもした。20秒近いスタートけん制の後、小林莉子が誘導員を追った。誘導員に追いついたのは赤板で、もう小林に脚は残っておらず勝負権はなし。前を取れば誰も仕掛けて来ず、泳がされて脚を使う。全員がそれを嫌った。ただ、33なら前受けして先行でもワンチャンスある。実際、昨年の初日特選にあたるティアラCでは、山原さくらが前受けから逃げ切った。同じ悲劇は起きないはず。
“逃げるが勝ち”か“逃げたら負け”か、好みはあるだろう。来年の8月には第1回G1女子オールスターが500バンクの宇都宮で行われる。長走路は…という気もするが、大盛り上がりで大会後に、このコラムが大馬鹿にされる可能性もある。まだ手探りなガールズG1。何が正解かはまだ分からない。ただ、ガールズ13年で、ここまで形になった。ファン、選手が意見を出し合って、納得の完成形になることを望んでいる。 (記者コラム・渡辺 雄人)
◇渡辺 雄人(わたなべ・ゆうと)1995年(平7)6月10日生まれ、東京都出身の28歳。法大卒。18年4月入社、20年1月からレース部・競輪担当。22年は中央競馬との二刀流に挑戦。23年から再び競輪1本に。愛犬の名前は「ジャン」。