【フェブラリーS】アルクトス、週2回追える成長の証
2020年02月20日 05:30
競馬
2走前・プロキオンSで重賞初勝利を挙げると、強敵相手の前走・南部杯で2着。躍進の鍵はボディーの進化によるものだ。栗田師は「弱かった右の背腰が強くなった。以前は水曜に追うと回復を待たなければいけなかったが、今回は今までになく順調です」と説明。1月16日に帰厩してから、計5回こなした日曜追い。かつてはできなかった“週2回の追い切り”が成長の証だ。
「あえてレースで控えさせたり、砂をかぶらせたりしてきた。最初に“走る馬だな”と思った感触は本物だった」といつも冷静な田辺の言葉にも力がこもる。長く使える脚が生きる東京は5勝。2強不在の幸運を味方に、大仕事をやってのける雰囲気が漂っている。