【ドバイターフ】アーモンド愛!ルメールがドバイ先乗り 異例10日前移動「ミスはしたくない」
2020年03月13日 05:30
競馬
背景には先月末のサウジカップでレース直前にサウジアラビア政府が入国制限措置を取り、自身の入国が一時危ぶまれたことがある。「もう少し到着が遅れていたらレースに乗れなかったかもしれない」とルメール。ドバイ入り後は途中帰国せずにレース当日を待つ。JRAでは20~22日の3日間開催が予定されており、フラワーC(ミアマンテ)、スプリングS(サクセッション)の2重賞など多くの有力馬に騎乗予定だったが、全てキャンセル。ドバイ国際競走が中止になった場合のリスクは大きい。それでも、「僕にとってはアーモンドアイが一番。それ以上に大事なものなんてない」。愛馬の復活に懸ける熱い思いが決断を後押しした。
この日はアーモンドアイの出国1週前追い切りに騎乗。Wコースで先行するアンティシペイト(3歳未勝利)、カレンブーケドール(4歳オープン)を追いかける3頭併せ。4角で内から並びかけ、最後は同じくドバイ遠征予定のカレンとの“一騎打ち”を1馬身先着した。馬なりで5F63秒9~1F11秒8。「コンディションは抜群。直線はいい加速で、フットワークもバランスも問題ない」と好感触に笑顔だ。人馬ともに有馬記念9着惨敗のショックは感じさせない。
アーモンドはこの日の追い切り後に検疫入り。「まだメンバーは決まっていないけれど、彼女となら誰が相手でも怖くない」。絶対の信頼と自信。ジャパンが誇る最強カップルが史上初のドバイターフ連覇へ突き進む。