【桜花賞】ディオサ&インターに注目!手塚厩舎×栗東滞在=13年女王アユサンの道

2020年04月06日 05:30

競馬

【桜花賞】ディオサ&インターに注目!手塚厩舎×栗東滞在=13年女王アユサンの道
栗東に滞在して桜花賞に備えるマルターズディオサ(左)とインターミッション Photo By 提供写真
 いよいよ20年クラシックが開幕する。「第80回桜花賞」(12日、阪神)は、2歳女王レシステンシアを含め重賞ウイナー8頭の超ハイレベル戦。さあ、どの馬が1冠目を射止めるか。18、19年と連勝中の関東馬は7頭中4頭が栗東に滞在して調整に励んでいる。中でもトライアルを制したマルターズディオサ、インターミッションの2頭出しで挑む手塚厩舎に注目だ。
 大阪杯当日の阪神競馬場。名物の桜は満開ではないものの、奇麗に色づいていた。桜花賞は満開の下での開催となるか。

 今年の桜花賞は出走賞金のボーダーラインが高く、非常にハイレベルなクラシック開幕戦となった。目移りする豪華なメンバーがそろった中で、栗東に滞在して調整を積む関東馬は4頭。ケープコッド、チェーンオブラブ、そして手塚厩舎はチューリップ賞を快勝したマルターズディオサ、アネモネS勝ちインターミッションの2頭を送り込む。

 マルターズディオサの前走・チューリップ賞は阪神JFで5馬身差をつけられたレシステンシアとの再戦。前半3F35秒1のスローの流れを好位追走。直線は粘る2歳女王、内から迫るクラヴァシュドールをねじ伏せて初タイトルを手にした。手塚師は「前走は外枠でもいい競馬をしてくれた。内に秘めたポテンシャルは、僕が管理した牝馬の中で指折りですよ」と大絶賛する。

 一方、インターミッションの前走・アネモネSは好位で立ち回ったデビュー2戦とは違い、中団待機策。ディープインパクト産駒らしい切れを発揮して本番の切符を手にした。トレーナーは「前走はうまく(脚を)ためられた。小さいけどディープ産駒で筋が通った血統だから期待したい」と力を込めた。

 ともに1週前はCWコースで追い切りを消化した。マルターズは藤岡佑(レースは田辺)を背に併せ馬で6F80秒2~1F12秒1。先導役を1秒4追走から軽快な脚さばきで併入に持ち込んだ。インターは藤懸騎乗(レースは石川)で併せ馬で大きく追走。直線で内に進路を取り、6F84秒8~1F12秒0で併入した。トレーナーは「いずれも動きは良かったよ」とニンマリ。「マルターズは落ち着いているし状態はアップしている。インターは小柄で滞在の効果はこちらの方があるかな」と本番に向けて手応えをつかむ。手塚厩舎は13年のアユサンが栗東滞在を経て、桜の栄冠をつかんだ。熟知したノウハウで2度目の制覇を狙う。

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