牝馬重賞の「第58回しらさぎ賞」(S3)が22日、浦和競馬場で行われた。3番人気のストロングハートが逃げ切り優勝、17年エーデルワイス賞に続く3つ目の重賞タイトルをものにした。また、同馬には「第24回スパーキングレディーカップ」(G3、7月15日、川崎)の優先出走権が与えられた。
「いい枠をもらったのでハナに行こうと思っていた」。町田がそう振り返ったようにスタート直後に気合の出ムチを2発。ポジションを確定させると、うまくマイペースに持ち込んでみせた。直線もしっかり伸びて2着ヴィルトファンに2馬身差をつけてゴールした。「3コーナーから自分で動いて直線でリードをつくりたかった。本当にそうなって理想通りのレースができた」と町田は満足感たっぷりの表情。昨年のスパーキングサマーカップ(トキノパイレーツ)以来の重賞制覇の余韻に浸っていた。
2着ヴィルトファン(笹川)馬の状態が良かっただけに悔しい。競馬の内容は悪くなかったし、まだ4歳なので今後に期待。
3着サラーブ(森)小回りの1400メートルは少し忙しい。そんな中でもいい競馬はできたので距離が延びれば楽しみ。
◆ストロングハート 父サウスヴィグラス 母ファーストレディ(母の父スマートボーイ) 牝5歳 川崎・内田勝義厩舎 馬主・グランド牧場 生産者・北海道新ひだか町のグランド牧場 戦績22戦5勝(南関東16戦2勝) 総獲得賞金6466万円。