【天皇賞・春】スティッフェリオ90点 シーサーのにらみ、父譲りの恐ろしい形相
2020年04月28日 05:30
競馬
昨秋と比べて変わったのはボリューム感。450キロ前後の体重以上に馬体に厚みが出てきた。特に胸前は分厚い筋肉の鎧(よろい)をまとったようにたくましい。毛ヅヤもさえています。3000メートル以上の長距離戦は3年前の菊花賞(14着)しか経験がありませんが体形はステイヤー。首差しが細く、各部位のつながりに遊びがある。ゆったりとしたつくりの馬体です。両前蹄にはエクイロックス(接着装蹄)。昨秋の天皇賞と同じ位置に接着剤で固定しているので蹄の状態に変化はないのでしょう。
漆喰(しっくい)と呼ばれる石灰で赤瓦屋根と接着されているのがシーサー。“ステイづら”というより“シーサーづら”と呼びたくなる面構えで民家の頂上から長距離界の頂上へ駆け上がる、魔よけのステイヤーです。