【京王杯SC】スマッシュ、初逃走で完勝!レーン鮮やか連覇
2020年05月17日 05:30
競馬
とっさの作戦でも前半3Fが35秒2。まんまとマイペースに持ち込んだ。楽な手応えのまま入った直線では好位勢ステルヴィオ、グルーヴィットも余裕がありそうな構え。だが、ダノンスマッシュも止まらない。1馬身1/4のリードを保ったままゴールした。レーンは「久々の1400メートルということで、最後だけが心配だったが頑張った。(ストロングポイントは)脚が速いことだね」と笑顔。今後について安田隆師は「夏は一息入れる。あくまでプランだが、秋はセントウルS(9月13日、中京)からスプリンターズS(10月4日、中山)」と説明した。
昨年の同レースは今年も出走していたタワーオブロンドンで勝ったレーン。翌日のヴィクトリアMもノームコアで制し、“旋風”を巻き起こした。自身の連覇が懸かる今日のヴィクトリアMはプリモシーンに騎乗。週中には「昨年勝った馬と違う馬で挑むのは不思議な感じだが、馬の能力を出し切りたい」と意欲十分。どの馬が強いかではない。“どの馬にレーンが乗っているか”が重要だと思わせる腕っ節だ。
◆ダノンスマッシュ 父ロードカナロア 母スピニングワイルドキャット(母の父ハードスパン)牡5歳 栗東・安田隆厩舎所属 馬主・㈱ダノックス 生産者・北海道新ひだか町ケイアイファーム 戦績18戦8勝 総獲得賞金3億3734万1000円。