【オークス】デアリングだけじゃない!杉山晴師期待の抽選組2頭
2020年05月20日 05:30
競馬
まずクリスティ。スイートピーSは4着に甘んじたが完全に脚を余した。「ジョッキー(福永)も“直線スムーズなら余裕で2着はあった”と言ってましたから」と振り返り、「フットワークが大きくなった。長い脚を使うタイプ」と距離延長を歓迎する。
ただクリスティは阪神JF(8着)にも挑戦しているから名前は売れている。最大の伏兵はミスニューヨークだという。4月の中山遠征で2勝目を挙げたばかり。何がいいのか?師の強気を聞いてもらおう。
「折り合い面から言えばミスニューヨークが距離的には一番いいと思います。使いながらの上昇度もこの馬でしょう。放牧から帰ってくるたびに力強さが出て、1週前追い切りも抜群だった。折り合いの心配がなく、どんな競馬でもできる」
まさに立て板に水の好ジャッジ。圧巻は主戦・加藤が手綱を取ったCWコースでの1週前追い。やや内めを回ったとはいえ、6F80秒2~1F12秒0はなかなか出せない時計だ。久々のG1挑戦になる加藤が「華奢(きゃしゃ)な馬ですが、軽い動きで2400メートルの距離はむしろいいと思います。メンタルが強いし、乗りやすさが武器」と腕撫す。勝負の行方は明日の抽選に懸かっている。