24日のオークスを制し、63年ぶりの無敗牝馬2冠を達成したデアリングタクト(杉山晴)は、激闘から一夜明けた25日、厩舎で静養に努めた。東京からはスムーズな輸送で日付が変わるころに栗東に帰厩した。池水助手は「マークが厳しく、直線はヒヤヒヤしたけど頑張ってくれました。帰りの馬運車で落ち着いていたし、いつものレース後の感じ。元気そうですよ」とホッとした様子。「毎回毎回、課題をクリアして想像以上。凄い馬です。ジョッキーが乗ると気合が入り過ぎる。これから大人になって、そのあたりが解消すれば」。放牧を挟み、秋華賞(10月18日、京都)で史上初の無敗牝馬3冠制覇にチャレンジする。