復帰の岩田康「生半可な気持ちで再デビューするわけじゃない」
2020年06月11日 05:30
競馬
【東西ドキュメント・函館＝10日】連日ポカポカ陽気の函館。夏開催を待ち望んだ人馬たちの活気にあふれており、つらそうなのは真冬の服装しか持って来ていない高木のみ。中でも今開催を熱望していたのが、落馬負傷から今週復帰する岩田康だ。4月26日の京都1R。騎乗馬の故障による落馬で右腕や肋骨など13本も骨折し肺気胸の重傷で全治半年の診断だった。それが驚異の1カ月半での復帰。「絶対にここ（函館）やって決めて、毎朝6時からのトレーニングなど現時点でやれることは全部やった。生半可な気持ちで再デビューするわけじゃない」とコメントが熱い。
休養中は息子・望来のレースも追っていたらしく「今までは（父として）レースを見ることがなかったから凄く面白かった。こう乗るんやって驚きがあったり」と刺激を受けた様子だった。土曜7Rエボカシオンなど土日で5鞍程度を予定。「嫁には“俺の生きざまを見といてくれや”と言ってきた」と語る“男・岩田”の手綱に注目だ。
