【宝塚記念】(17)カデナ 人気薄のピンク帽で絶好 2020年06月26日 05:30 競馬 ウォーキングマシンでの運動を終えて厩舎に引き揚げるカデナ Photo By 提供写真 カデナに大駆けシグナルがともった。“最強枠”の8枠をゲット。過去10年で8枠は【7・0・2・13】。12頭立てだった昨年は8枠のリスグラシューとスワーヴリチャードが1&3着とともに馬券に絡んだ。 阪神芝2200メートルは1コーナーまでの距離が長く、最初は下り坂。自然とペースが上がりやすい。また、キセキが主導権を握るレースはとかく消耗戦になる傾向にある。流れてくれればカデナの末脚が存分に生きる。柴田助手は「最近はしっかり脚を使えているし、やめずに頑張ってくれています。前走も仕上がりは良かったですね。今回も前走の感じにはあると思います」と手応えを示す。 後方から行く脚質でゲートも速いタイプではない。「枠自体はどこでもいいと思っていました」とサラリ。やや重で【1・0・1・0】の実績。多少馬場が渋っても問題ない。 前走の大阪杯は強力メンバーを相手に0秒2差4着と善戦した。上位が軒並み先行勢、価値の大きな追い込みだった。フロックと侮るなかれ。吉兆枠に導かれて“人気薄のピンク帽”が激走する。