【鳴門・オーシャンC】峰 SG3V!早くも今年11度目優勝で賞金1億円突破「うれしさ100%」
2020年07月27日 05:30
ボートレース
「1号艇以外でSG優勝戦を勝ったことがなかったので最高です!!1Mは自分にとって理想的な展開。2Mで内側の位置取りになってさばきやすい、差す形になりましたから。スタートは見えていて、ゼロ台を行きたいと思ってました」
仕上がり万全で、レースに集中するだけだった。3枠の茅原が、奇襲の3カド策を選択してコンマ06のトップスタート。峰も、想定外の3カドに動じることなくコンマ08発進を決めた。内へ寄せた茅原が差しに転じたところを、一気に差し込んで栄冠をつかんだ。
オーシャンカップは17年まるがめでSG初Vを飾った思い出の大会。表彰式でトロフィーを掲げると感慨に浸った。
「今回はうれしさ100%。初優勝の時は“やっと終わった”という気持ちでいっぱいでしたから。今がボートレーサー人生で一番楽しい時期。自分の勢いを止めるつもりはないです。出るSGは全部、獲りたいし、誰も狙えないような(年間の)優勝回数を達成したいです」
これで今年11V。目標に掲げている野中和夫(引退)が76年に樹立した年間最多V記録16回の更新に、改めて意欲を見せた。
内心で抱えていた焦りを振り払う結果ともなった。オールスターで4年連続最多得票中にもかかわらず、SGは2Vのみ。
「これまで強がって、SGタイトルの数は気にしてないと言っていたけど、今回優勝できて正直ホッとしました。1枠じゃなくても勝てたことで、自分の中で優勝戦へのイメージも変わります。これからもっとSGを勝てると思います」
ビッグマウスで自らを鼓舞するスタイルは崩さない。脂の乗った35歳は“無双モード”突入へ意気込んだ。
◆峰 竜太(みね・りゅうた)1985年(昭60)3月30日生まれ、佐賀県出身の35歳。04年11月からつデビューの95期生。05年11月からつ一般戦で初優勝。SG3V、G1・12Vを含む通算74V。主な同期は山田哲也、河村了、岡村仁、海野康志郎。1メートル71。血液型B。