【北九州記念】レッドアンシェル、狙い通りV 進言したブリンカー着用で1年2カ月ぶり復活!
2020年08月24日 05:30
競馬
「ポジションを狙っていかず出たなりで脚をためる形。(直線入り口は)前の馬がどちらに行くか分からなかったので、それを待ってから追い出しました」
コンビを組んで11戦目となる鞍上は前走・CBC賞3着後、ブリンカー着用を進言した。1週前、当週の追い切りに続き、それを着けてゲートへ。視界を制限することで前への意識を高め、集中力を引き出すのに成功。「いつも手応えほど伸び切れなくて…。今日は返し馬からブリンカー効果が顕著。いい脚を使ってくれそうだなと思いました」と笑みを浮かべた。
振り返ればレッドアンシェルは昨年この時期に右前脚を痛め、セントウルSとスプリンターズSをパス。秋全休となった。逆境を乗り越え、6歳夏につかんだ勝利に庄野師は「うれしいですね」と感無量の面持ち。「ジョッキーが落ち着いて乗ってくれたし、久しぶりにこの馬らしい競馬を見られて良かった」と人馬を称えた。昨年はゲートインすらかなわなかった電撃G1「スプリンターズS」(10月4日、中山)へ。「状態を見てからだけど参戦するなら直行になりそう」との方針。今年こそ、自力で道を切り開き頂上にアタックする。
◆レッドアンシェル 父マンハッタンカフェ 母スタイルリスティック(母の父ストームキャット) 牡6歳 栗東・庄野厩舎所属 馬主・東京ホースレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績19戦6勝 総獲得賞金2億2067万5000円。